コンバーチブルトップの開閉構造ですが
トランク右側にある油圧ポンプで制御されております。
ポンプから左右の油圧シリンダーとガラス上のラッチにホースが走っており
シリンダーはトップの開閉を司り
ガラス上のラッチはトップの「押し上げ」と「引き下げ」を司ります。
電動(油圧含む)トップの中には
「フックの作動」をしなくてはならない車種もありますが
X100のコンバチはスイッチ押し続けるだけで開閉可能です。
こう書くと「非常に複雑なシステム」と考えられますが
システム自体は以外と単純でトラブルは少ないです。
症例的には機械的な物ばかりで
電子的に壊れるような事はなく信頼性は非常に高いです。
先日「仙台の車」の事を紹介しましたが
「コンバチトップの修理」は久々です。
今回のようなシリンダーからのオイルリークは稀ですし
「ホースの破裂」が症例の大半を占めます。
もし壊れてしまってもパーツはイギリスにありますし
修理出来ない・・・何て事はありません。
仙台の方は「方々で修理を断られてしまって困っている」との事でSOSがあり
ディーラーの見積もりも適当だったみたいです。
今回も「負のスパイルに陥ったX100」を救出できそうなので良かったです。
経験値も一つ上がりましたしね。